![]() | 太陽 イッセー尾形 (2007/03/23) クロックワークス この商品の詳細を見る |
昭和天皇の人柄などは全く知らないし、あの人が「ヘンノウヘイカ」なのだよと、それだけの事しか知らず育ってきたわけだ、私は。いまさらながらに気づくのは、彼の生涯は他の天皇たちとは大きく異なり、彼は大人になるまでは「神格」を持ち、持たされ、終戦後は人間として生きたということだ。その両方を経験した天皇は他にいないということに、はじめて気づいた。天皇というのは、祖先が現人神だったみたいだけれど、それは昔々のお話だと思っていたら、その区切れ目は昭和天皇の生涯の中にあったのだ。言われて見れはそのとおりなのだが、びっくりした。それを、ロシア人が作った映画で知らされるとは、全く私は…。彼が何を思い、考えていたのか、知りたいと思うのは当然のことだ。彼が自伝を残していてくれたならと、思わずにはいられない。彼の妻にしてもそうだ。ある日までは夫が神とされ、ある日から夫は人間になる。そしてその苦悩を一番近くで見ていたとしたら、彼女の話もぜひ聞いてみたい。
もっとその先を見たい映画だった。そして、桃井かおりって、すんごい女優なんだと思い知った。
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